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The Bitch (ザ、ビッチ)
第7章 2024年3月17日日曜日

53
きっと麻耶さんの心の中の本音は、わたしを殺したいほどの憎しみと怒りでいっぱいであろう…
そんな目を向けてくる。
だが、ビッチなクソ女の最悪で最低な想いからのサディスティックな衝動の昂ぶりが疼き始めてしまっている今のわたしにとっては…
そんな麻耶さんの目こそが、更に余計に心を喜悦し、愉悦し、昂ぶりに高まらせる…
絶好のエサとなってしまうのである。
「え、ひどいって?」
わたしは冷静な声音で返すと…
「だ、だって…ひ、ひどい…じゃないですか…あ、あんな…」
狂おしい程の怒りと苦悶に、涙を溢しながら声を震わせ、振り絞って言ってくる。
「わ、わたしが…いや、わたしがいるのに、か、和哉さんと…」
苦悶の思いを吐き出してきた…
「ふぅん、そう、ひどいって…
そうかなぁ、ひどいかなぁ…」
わたしは麻耶さんと正反対な、冷静で、そして落ち着いた敢えて低い声音でそう応える。
「え、ひ、ひどい…です…
そ、それに、わ、わたしがいるのに…」
「わたしがいるのにって…なにを?…」
敢えて麻耶さんの心を逆撫でするようにコトバを選び、返す。
だって、もうわたしの心は、そんなサディスティックな衝動の昂ぶりに支配されてしまっているから…
もう今のわたしは、麻耶さんの知っている…
元高校教師で、全国で名前を売った実績のあるバスケット指導者である…
『美紀谷悠里』という大人の女ではない、最悪なビッチでクソ女の本性を剥き出したメスの本能に心を支配されてしまったオンナになってしまっていた。
だから麻耶さんの思う常識的な大人の女という存在ではないのである…
「よかったじゃない…
生々しい、男と女の本当のセックスを…
それもお互いが欲し、激しく求めあうホンモノの交わりを見れたんだからさぁ…」
そうわたしは…
敢えて麻耶さんの心を逆撫でする、いや、心をえぐるコトバを選び、発していく。
このサディスティックな心の衝動の昂ぶりの命ずるままに…
きっと麻耶さんの心の中の本音は、わたしを殺したいほどの憎しみと怒りでいっぱいであろう…
そんな目を向けてくる。
だが、ビッチなクソ女の最悪で最低な想いからのサディスティックな衝動の昂ぶりが疼き始めてしまっている今のわたしにとっては…
そんな麻耶さんの目こそが、更に余計に心を喜悦し、愉悦し、昂ぶりに高まらせる…
絶好のエサとなってしまうのである。
「え、ひどいって?」
わたしは冷静な声音で返すと…
「だ、だって…ひ、ひどい…じゃないですか…あ、あんな…」
狂おしい程の怒りと苦悶に、涙を溢しながら声を震わせ、振り絞って言ってくる。
「わ、わたしが…いや、わたしがいるのに、か、和哉さんと…」
苦悶の思いを吐き出してきた…
「ふぅん、そう、ひどいって…
そうかなぁ、ひどいかなぁ…」
わたしは麻耶さんと正反対な、冷静で、そして落ち着いた敢えて低い声音でそう応える。
「え、ひ、ひどい…です…
そ、それに、わ、わたしがいるのに…」
「わたしがいるのにって…なにを?…」
敢えて麻耶さんの心を逆撫でするようにコトバを選び、返す。
だって、もうわたしの心は、そんなサディスティックな衝動の昂ぶりに支配されてしまっているから…
もう今のわたしは、麻耶さんの知っている…
元高校教師で、全国で名前を売った実績のあるバスケット指導者である…
『美紀谷悠里』という大人の女ではない、最悪なビッチでクソ女の本性を剥き出したメスの本能に心を支配されてしまったオンナになってしまっていた。
だから麻耶さんの思う常識的な大人の女という存在ではないのである…
「よかったじゃない…
生々しい、男と女の本当のセックスを…
それもお互いが欲し、激しく求めあうホンモノの交わりを見れたんだからさぁ…」
そうわたしは…
敢えて麻耶さんの心を逆撫でする、いや、心をえぐるコトバを選び、発していく。
このサディスティックな心の衝動の昂ぶりの命ずるままに…

