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淫獄地域枠 リコ先生は村のみんなのお嫁さん
第1章 プロローグ お医者さんになれない!?
 皆さんこんにちは、私の名前は|敷島《しきしま》|理子《りこ》といいます。鳥取県にある山陰大学の医学部医学科に通う6年生……

 ……でした。1年ちょっと前までは。


「あのですねえ、私どもとしても地域枠の方に2回も浪人されることは想定してないんですよ。確かに敷島さんは大学入試でセンター試験しか使われていませんけどね、普通は皆さん大学に入ったら一般枠の医学生さんに負けないよう頑張って勉強されるんですよ!」
「そんなあ、私だって頑張って勉強してきたんですよ! だからちゃんと留年せずに6年生まで上がれた訳ですし、卒試もちゃんと合格して……」
「留年しなくたって国試に受からなきゃ意味ないでしょう!? 今だから言えますけど地域枠の医学生さんに留年されるとこっちが困るので山陰大学では少しぐらいの低得点は見逃すことになってたんですよ。そんなこと何回も何十回も再試受けてる間にご自身で気づきませんでしたか!?」
「えっ、そうだったんですか……」

 私に卒業してからこれで6回目となる面談を鳥取県庁の一室で行ってくれているのは県庁職員の|高柳《たかやなぎ》さんで、この人は山陰大学医学部医学科の地域枠を管轄する立場なので私とは地域枠入試の面接の時からの付き合いです。

 知らない人のために説明すると地域枠っていうのは今の日本にある大半の医学部医学科に設置されている特別枠で、大学入試がものすごく楽になって学費が国公立ではほぼタダになる代わりに卒後8年とか10年は田舎でお医者さんとして働く義務を課されるものです。

 高柳さんは在学中からずっと成績が悪かった私をいつも励ましてくれた優しいおじさんですが、私がこの前の医師国家試験も不合格になって国試二浪目に突入してしまったことには怒りを隠せない様子でした。
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