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《りな》
第6章 狂酔
うずくまるりなを
かずやはお姫様抱っこをして
一緒に湯船に入る
りなはかずやに身をまかせた
お湯と、かずやの抱き締めている体に
りなは安心して目を瞑る
口に、かずやの体温が近づく
『ん…』
暖かさの中に
僅かに冷たい感触がある
りなは、薄く唇を開き
ゴクン…
ゴクン…
喉を鳴らしてかずやから
水を飲み込んだ
時折、抱き抱えているかずやの手が
りなの胸を揉む
最初は心臓の音が聞こえるのが恥ずかしかったが
今ではむしろ
全てをかずやに聞いて欲しかった。