この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妄想実現SMクラブFiveHours番外編 (短編)
第1章 5度目のリピーター客
Sのスイッチが入った彼女はひそひそ声で尋ねていた。白に黒いストライプが入ったシャツのボタンに手をかける。
ジュンが口を開いた。
「今夜は優季さんを縛りたいんです…ダメですか…?」
「えっ…」
優季は驚いて上目遣いで彼を見つめた。
「優季さんを縛りたいです…」
彼女は浅く息を吐き出し、黙って彼を見つめた。
「ねえ、Mコースだから女性を縛るプレイはできないって理解しているよね…?」
彼女はジュンに念を押した。
「はい、理解しています…」
そう話す彼の口調に迷いはなかった。
「Sコースの料金の方が高いの…本当はその差額を払わないと…」
下から優季に見つめられたジュンは視線を逸らした。
「あまり来れなくなるから…」
ジュンの小さな声だった。今度は言葉に迷いが感じられた。本当は言いたくなかった、という気持ちが口調に現れていた。
優季は黙って彼の言葉と表情を読んだ。彼女はこの風俗という業界に長く身を置いていた。そのせいで、男性がお店に来れなくなる理由に察しがついてしまう。
ジュンが口を開いた。
「今夜は優季さんを縛りたいんです…ダメですか…?」
「えっ…」
優季は驚いて上目遣いで彼を見つめた。
「優季さんを縛りたいです…」
彼女は浅く息を吐き出し、黙って彼を見つめた。
「ねえ、Mコースだから女性を縛るプレイはできないって理解しているよね…?」
彼女はジュンに念を押した。
「はい、理解しています…」
そう話す彼の口調に迷いはなかった。
「Sコースの料金の方が高いの…本当はその差額を払わないと…」
下から優季に見つめられたジュンは視線を逸らした。
「あまり来れなくなるから…」
ジュンの小さな声だった。今度は言葉に迷いが感じられた。本当は言いたくなかった、という気持ちが口調に現れていた。
優季は黙って彼の言葉と表情を読んだ。彼女はこの風俗という業界に長く身を置いていた。そのせいで、男性がお店に来れなくなる理由に察しがついてしまう。