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妄想実現SMクラブFiveHours番外編 (短編)
第2章 指南役 優季
優季は「ふぅ…」と息を吐き、目を閉じた。「本当に久しぶり…」と小さな声で呟いた。
ワインレッドの艶やかなブラウスに包まれた両腕。それを自らすっと後ろに回す。自分からは見えない体の背面に腕を回し、肘を曲げ、左右の腕を平行に重ね合わせた。手のひらはすぐ近くの肘を包むようにしていた。それは縄を持つ相手に、言葉を使わず、縛られることを受け入れると示す合図だった。心を穏やかにし、体の動きを止め、抵抗の意思がないことを伝え、縄を待つ構えだった。
「そこに2つ、縄があるでしょう…」
彼女は縄束に視線を落とし、それがジュンの手に握られ、後ろに消えていくまで見つめた。
「1つ束を解いて…縄を長く伸ばしたら…靴紐と同じように…2つ折りにして…」
優季の両肩が大きく上下していた。
ワインレッドの艶やかなブラウスに包まれた両腕。それを自らすっと後ろに回す。自分からは見えない体の背面に腕を回し、肘を曲げ、左右の腕を平行に重ね合わせた。手のひらはすぐ近くの肘を包むようにしていた。それは縄を持つ相手に、言葉を使わず、縛られることを受け入れると示す合図だった。心を穏やかにし、体の動きを止め、抵抗の意思がないことを伝え、縄を待つ構えだった。
「そこに2つ、縄があるでしょう…」
彼女は縄束に視線を落とし、それがジュンの手に握られ、後ろに消えていくまで見つめた。
「1つ束を解いて…縄を長く伸ばしたら…靴紐と同じように…2つ折りにして…」
優季の両肩が大きく上下していた。