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妄想実現SMクラブFiveHours番外編 (短編)
第4章 M女の炎
実年齢が30代になり、Sコースで入る客が減っていた。経験と縛り技術の高い優季は男性店員の薦めもあり、自然とMコースの指名が増えていた。興味があるけど、『SかMか分からない』とお店を訪れたのがジュンだった。
何度か会い、彼の趣向が変わろうとしていた。そんな変化の時に、彼に『縛りたい…』と言われ、最初の女性として選ばれたことに、彼女は素直に嬉しかった。そして彼の丁寧な縄掛け、縛り、抱きしめてくる優しさやキスから、優季は彼の真摯な気持ちが伝わり、胸が熱くなり、女としての欲求を抑えられなくなっていた。
そして感受性が豊かな優季は、ジュンの嘘に気付いていた。キスをして、彼を見つめた。ジュンも優季を見つめた。
「本当に…彼女いるの…?」
優季はジュンが微笑むのを見続けた。
「いないです…」とジュンが言うと、すぐさま優季は彼と同じように微笑んだ。
「じゃあ…私を縛るためにウソをついたの…?」
ジュンはそっと優季を抱きしめてから、言葉を返した。
「正確には…彼女になってほしい人です…」
優季は自分の感覚に間違いがないことを確信して、歯を見せて微笑んだ。
何度か会い、彼の趣向が変わろうとしていた。そんな変化の時に、彼に『縛りたい…』と言われ、最初の女性として選ばれたことに、彼女は素直に嬉しかった。そして彼の丁寧な縄掛け、縛り、抱きしめてくる優しさやキスから、優季は彼の真摯な気持ちが伝わり、胸が熱くなり、女としての欲求を抑えられなくなっていた。
そして感受性が豊かな優季は、ジュンの嘘に気付いていた。キスをして、彼を見つめた。ジュンも優季を見つめた。
「本当に…彼女いるの…?」
優季はジュンが微笑むのを見続けた。
「いないです…」とジュンが言うと、すぐさま優季は彼と同じように微笑んだ。
「じゃあ…私を縛るためにウソをついたの…?」
ジュンはそっと優季を抱きしめてから、言葉を返した。
「正確には…彼女になってほしい人です…」
優季は自分の感覚に間違いがないことを確信して、歯を見せて微笑んだ。