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妄想実現SMクラブFiveHours番外編 (短編)
第1章 5度目のリピーター客
彼女が部屋に戻り、黄色の合皮に包まれたソファに腰を落とした。その時にはテーブルに紅茶が用意されていた。
「ありがとう、ジュンさん…本来なら私がお客様に淹れなきゃいけないのに…」
テーブルには別のカップもあった。半分くらいにまで減ったカップを見つめ、待たせさせてしまったことに、申し訳ない表情を彼に見せた。
「いえいえ、気にしないでください。優季さんは部屋に入ってからが忙しいって、分かってますから…」
「さすがロングコースを選ぶだけあって余裕ね…」
時間が短いコースなら、こんなにのんびりする余裕はない。
「はい、余裕です…優季さんとまったり過ごしたい気分ですから…」
この正直な屈託のない笑顔。毎回、彼は今日最後のお客さん。一日の最後に彼の笑顔を見ると癒される。本当は私が男性に癒しを提供しなければいけないのに。
「ありがとう、ジュンさん…本来なら私がお客様に淹れなきゃいけないのに…」
テーブルには別のカップもあった。半分くらいにまで減ったカップを見つめ、待たせさせてしまったことに、申し訳ない表情を彼に見せた。
「いえいえ、気にしないでください。優季さんは部屋に入ってからが忙しいって、分かってますから…」
「さすがロングコースを選ぶだけあって余裕ね…」
時間が短いコースなら、こんなにのんびりする余裕はない。
「はい、余裕です…優季さんとまったり過ごしたい気分ですから…」
この正直な屈託のない笑顔。毎回、彼は今日最後のお客さん。一日の最後に彼の笑顔を見ると癒される。本当は私が男性に癒しを提供しなければいけないのに。