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月の裏で会いましょう-revised-
第13章 追跡
以舞のことを報告しようと、急いで倉庫部屋にもどって昴の帰宅を待った。
深夜、一向に戻ってこないので心配になり始めたその時、電話が鳴った。昴からだった。
「母さんが十八歳の時にバイト先で撮った写真が見つかった。ファミレスだったよ」
「もしかして昴、以舞さんの働いていた場所を探して歩いてるの?」
私が尋ねると、昴は当たり前のことのように、そうだよと答えた。
「いろいろ考えて、調べたんだ。母さんが十八歳の頃通っていた短大は女子大だった。当時は教授も講師も全員、女だったんだ。てことは、母さんに男が接触したとすれば、バイト先だろ」
深夜、一向に戻ってこないので心配になり始めたその時、電話が鳴った。昴からだった。
「母さんが十八歳の時にバイト先で撮った写真が見つかった。ファミレスだったよ」
「もしかして昴、以舞さんの働いていた場所を探して歩いてるの?」
私が尋ねると、昴は当たり前のことのように、そうだよと答えた。
「いろいろ考えて、調べたんだ。母さんが十八歳の頃通っていた短大は女子大だった。当時は教授も講師も全員、女だったんだ。てことは、母さんに男が接触したとすれば、バイト先だろ」