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月の裏で会いましょう-revised-
第1章 プロローグ
「電気、ぜんぶ消して?」
キスで濡れた唇で、私はせがんだ。
ベッドで私と体を重ねた昴(すばる)は、艶っぽい微笑を浮かべると、腕を伸ばして枕もとのスイッチを切った。闇が二人を包む。
昴の手が、シャツの下に滑り込んできた。お腹をなでながらたくし上げ、そのまま首元から引き抜かれる。
「咲良(さくら)のカラダ、すごく見たい。でも今日は我慢する」
今日は、と言われたことで、きゅんと胸の奥が絞られる。一夜限りの関係のつもりではないことが嬉しかった。けど、きっと、次はない。
キスで濡れた唇で、私はせがんだ。
ベッドで私と体を重ねた昴(すばる)は、艶っぽい微笑を浮かべると、腕を伸ばして枕もとのスイッチを切った。闇が二人を包む。
昴の手が、シャツの下に滑り込んできた。お腹をなでながらたくし上げ、そのまま首元から引き抜かれる。
「咲良(さくら)のカラダ、すごく見たい。でも今日は我慢する」
今日は、と言われたことで、きゅんと胸の奥が絞られる。一夜限りの関係のつもりではないことが嬉しかった。けど、きっと、次はない。