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月の裏で会いましょう-revised-
第15章 悪夢
これまでの疲れが出たのだろうか。私はそのまままどろんでしまった。
温かい日差しに包まれ、毛布を顎まで引き上げると、白く光る景色の夢に、少しずつ沈んでいった。


水面にゆっくりと浮かぶように、意識がうっすらと覚醒した気がした。
夢の中で昴に抱かれていた私は、またその夢に沈みたくて、再び意識を手放すように深く目を閉じた。

胸元までかけていた毛布がそっと取り去られ、むき出しになった乳房を、暖かな指先がなぞった。そのくっきりとした感触に私の皮膚が粟立つ。
稜線を辿る指の感触のリアルさに、私は陶酔するようにさらに深く眠りを貪った。
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