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月の裏で会いましょう-revised-
第16章 修復

「ただいま…遅くなってごめん」


木杉の腕が、何かを振り切るかのように素早く動いて、小さな以舞の体を包み込んだ。

以舞の手が、木杉の背中の上でぴたりと止まる。背中のシャツをぎゅっと握り締め、彼女が泣いているのだとわかった。



長い長いトンネルだった。いまその先に光が見えているのだ、と私は思った。以舞が、明るい光に照らされた場所を、笑って歩けますように。私は祈るように二人を見つめた。
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