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月の裏で会いましょう-revised-
第18章 絶望
「陸翔さん、ふざけるな、なんでそんな嘘を?」
昴が陸翔の襟元を掴む。
陸翔は真剣な面持ちで口を開いた。
「明夜昴、って名前を聞いたときは、まさかって思った。珍しい苗字だからな。
お前にそれとなく聞いてみると、母親の名前が、咲良の戸籍にあった母親の名前と同じだったんだ。
昴から、母親は萌黄の家に入居していると聞いて、そこに行って、彼女に話しを聞いた。
それでやっぱり咲良の生みの親だと確信した。
信じられなかったよ、まさか咲良が、父親違いの・・・」
「やめて」
空気が引きちぎれんばかりに私は絶叫した。
昴が陸翔の襟元を掴む。
陸翔は真剣な面持ちで口を開いた。
「明夜昴、って名前を聞いたときは、まさかって思った。珍しい苗字だからな。
お前にそれとなく聞いてみると、母親の名前が、咲良の戸籍にあった母親の名前と同じだったんだ。
昴から、母親は萌黄の家に入居していると聞いて、そこに行って、彼女に話しを聞いた。
それでやっぱり咲良の生みの親だと確信した。
信じられなかったよ、まさか咲良が、父親違いの・・・」
「やめて」
空気が引きちぎれんばかりに私は絶叫した。