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月の裏で会いましょう-revised-
第20章 月の裏側へ(1)
陸翔が背中をむけ、一瞬私の方を振り返ると、部屋を出ていった。

その背中は、女に拒絶された男のそれだった。

「俺ではダメで、あいつとならいいなんて」

陸翔はそう言い捨てて立ち去っていった。なんのことかと訪ねようとしたけど、一刻も早く立ち去ってほしかった。

───あの出来事は、思い出してはいけない。

心の奥に閉じ込められた過去の自分が、そう叫んでいる気がした。あれは陸翔が一方的にした事で、私が望んでいたことではなかった。

そのことが、今の私にもありありとわかった。

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