この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
朝倉美咲の実習日誌
第1章 実習前夜
美咲の夢は昔から教師になることだった。
だが、そのために必須である教育実習に行くという段階になって初めて、葛巻と再会する可能性に気づき戦慄した。
美咲が震えたのは、葛巻に対して込み上げたものが憎しみや恐怖という負の感情ではなく、甘い疼きだったからだ。
高校三年の初夏から卒業までの間、性欲処理の道具として扱われるうちにそれまで嫌悪していた葛巻への反抗心は削ぎ落とされた。
あのイヤらしい目にまた射抜かれた時、自分は果たして正気でいられるだろうか?
だが、そのために必須である教育実習に行くという段階になって初めて、葛巻と再会する可能性に気づき戦慄した。
美咲が震えたのは、葛巻に対して込み上げたものが憎しみや恐怖という負の感情ではなく、甘い疼きだったからだ。
高校三年の初夏から卒業までの間、性欲処理の道具として扱われるうちにそれまで嫌悪していた葛巻への反抗心は削ぎ落とされた。
あのイヤらしい目にまた射抜かれた時、自分は果たして正気でいられるだろうか?