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第5章 卒業

先輩が言い終わるよりも先に
あたしは先輩の胸に飛び込んだ。

『弘樹先輩っ！好きです！大好きです‥っ』

「俺も‥でも‥先に言わせろよなっ！」

『えへ‥ごめんなさい‥。でもあたし‥っ』

「俺に入学式で一目惚れした‥だろ？」

『っな！なんでそれを‥っ⁈』

「やからー‥調べたゆぅたやんっ！」

『そ‥そこまで⁈』

「ま、俺もお前に見られて興奮して‥それで色々調べて、後付けたりして‥惚れたとゆーか‥あいつを俺の、俺だけの物にしたいって‥」

『‥グスン‥うぅ‥ぅえ〜ん‼︎‼︎』

「な！なんで泣くねん！ちょっ莉奈⁈」