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第10章 真似事①

2人が部屋を出て暫くしてから転がるように押し入れから飛び出して壮ちゃんの部屋に逃げ込む

「すげー大人みたいだったな…」

「ってか、大人でしょ」

「私たちもいつかするのかな…」

「いつか…」

各々が各々の世界に浸る中
僕は下半身に残る梢ちゃんの熱にドキドキしていた
ちらりと彼女を見ると人差し指を唇に当てて微笑まれる

またドキッとして僕は顔を見れなくなってしまう

訳の解らない興奮と共に『大人を覗き見』記念日は一先ず幕を下ろした