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年上主義
第12章 図書室遊戯②

「えーっと…突然だな!」

「あ、はい…えっと…そのー…」

「なんでまた突然そんな…」

再びゆっくり静かになるBGM
但し今度は明らかに僕の発言をキラキラとした眼差しで待っているのがわかる

(どうしよう!どうしよう!何か言わないと!『ウソです』で良いか!バツゲームを装ったら…)

顔を上げてそう言おうと口を開いた瞬間
視界に入る伊藤先輩の不思議そうな顔が僕を捉える

そして夕方、僕の肩で見えない涙を流していたあの時の先輩がフラッシュバックされる
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