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第12章 図書室遊戯②

震える肩
口元を隠す手
赤い頬
潤んだ瞳
風に靡く髪

その姿に声も手も出ない…
息を飲む僕とギャラリー

「そんなの……反則でしょ…」

へなへなと座り込む先輩が言葉を発した瞬間に２度目の爆発が起きる

その喚声を治めたのは伊藤先輩の彼氏…
島本太一先輩

彼にしてみれば顔に泥を塗られたと言っても良い程の行為を僕はした

目の前で彼女に別れろだ事の付き合えだ事の言う後輩を殴っても可笑しくはない