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年上主義
第13章 夜の星③

「星児君生きてるー?」

がさがさと食材やらスポーツドリンクやらを抱えてチャイムも鳴らさずに部屋に入って来るのは幼馴染みの女子高生
佐藤美琴、今は弟の家庭教師をしてるらしい

「生きてるぞー」

「チッ」

昔から何故か俺の事が嫌いらしく
本気の舌打ちを浴びせてくる

「…で?何があったのさ…兄貴が荒れるとか…もしかしてリストラ…とか?」

弟が心配するのは無理もない
昔から俺は穏やかな性格だったし
気も長い故に、喧嘩もほとんどしない
物に当たる事もしなかった
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