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第13章 夜の星③

「相手は？職場？ナンパ？」

そんな俺に返事をしたのは幼馴染みの美琴ちゃん
腕をくみ溜め息混じりの声は答えないと見捨てる的な厳しさがある

「…………人妻」

「確かにそれは合理的じゃないね」

別に驚く様子もなく淡々と答えて行く美琴ちゃん
昔はもっと可愛げあったのにな…

「なっちゃん、帰ろう」

「え！？え！？帰るの！？」

「人生なんでも上手くやって来たんだから壁に当たったらそうなるのが普通でしょ、色恋沙汰は自分でなんとかしないと意味ないし」