この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼とGWする話
第1章 先月の話……
『紫苑ちゃんが巴さんに
港斗との事全部…話すって言うなら。
私は…巴さんに…、紫苑ちゃんと
水嶋さんの所のあの双子君と
紫苑ちゃんの話…しちゃっても良いのね?』
後…それから…と…
数人の男性の名前を亜希子が挙げて。
サァっと…紫苑の顔色が
真っ青になって行くのが分かる。
『何で知ってるのって?
ママは…何でも…知ってるわよ…。
紫苑ちゃんは…あの頃は
自分の娘みたいに思ってたし…。
私なりに…色々とね…思う事もあったし…』
口調もいつも通りだし…
表情も…いつも通りだけど…。
港斗君のお母さんが…一番…凄いと感じて。
そろ~っと巴は部屋のドアを閉めた。
『巴さ~ん?サイズは大丈夫かしら?』
そうこっちに声を掛けて来たので、
ここに引きこもっている訳には行かず。
ドアを音を立てて開いて、
亜希子のワンピース姿で外に出ると。
『あら~、私のワンピースじゃ…
お胸の辺りが窮屈そうね…?
巴さん…前にお会いした時よりも
この辺りが…ご成長されてるみたいね?』
そう言えば…最近…いつものサイズのブラが
窮屈だなって感じてたんだけど…、
洗濯してブラが縮んだって思ってたけど…。
自分のおっぱいが成長してた…なんて…。
亜希子さんに釘を刺されたからなのか
その後は…紫苑さんは借りて来た猫の様に
大人しくなってしまって。
大人しくして…黙ってしまえば…
かなり顔面偏差値は高いので。
モデルさんか女優さんかって
言われても納得してしまいそうなほどに
肌も…透き通る様に綺麗で。
際立った顔立ちをした美人さんなのだが…。
『巴さん…お夕飯の支度のお手伝い
お願いしても良いかしら?』
「あ、はい…勿論です…」
キッチンに呼ばれて、一緒に
お夕飯の支度をする手伝いをしたのだが。
『ごめんさないね…?巴さん。
昔から…紫苑ちゃんは…港斗の事…
自分の所有物だと思ってる感じなのよ…。
港斗は…紫苑ちゃんとの事は
巴さんには…話たがらないだろうし…。
主人も…浩一義兄さんの手前ね…
紫苑ちゃんのする事に…強く言えなくて』
と…私にだけ聞こえる声で
あれこれと説明をしてくれたのだけど…。