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12歳年下の彼とGWする話
第8章 2024年5月6日
『え?あの子…魚苦手だったの?
昨日アクアパッツァ…喜んで食べてたから
魚好きなんだって思ってた…』
「いえ…普段は…そんなに…
好んでお魚食べる子じゃ…無いんです…。
やっぱり、自分で釣ったって部分が
大和にとっても大きかったのかなって…」
そんな話をして居たら、
眠たそうな大和を抱っこして
彼がバタバタと大きな足音をさせながら
キッチンまで大和を連れて来て。
『巴さぁ~~んッ!ど、どうして…
僕の事…起してくれなかったん…ですかッ。
なんで…アルトと…一緒に
料理なんか…しちゃってるんですかぁあっ』
「いや…だって…まだ…大和も寝てたし
ご招待して貰ったとは言え…、
そんなお客さんお客さんし過ぎるのも…。
それに…、2人で来ちゃったら……
大和が…起きて来た時に…って
きゃあああっ!!」
話をしていた途中の巴が
思わず叫び声を上げてしまったのは
突然奥から現れた…双子の片割れの
來翔の方が…下着1枚の姿だったからで。
『お~、皆、もう起きとったん?
なんや、早いやん…、あ、ミナト
俺、一緒にヤマト君と遊んどくさかいに。
巴ちゃんと…2人で屋上の風呂入って来いや。
俺も今、海見ながら朝風呂して来たとこねん』
ボクサーパンツ1枚のままで
港斗の腕の中の大和を來翔が抱っこして。
そのままこの階の下に連れて行ってしまって。
後は朝食がその頃には準備が出来るから
2人で朝風呂に入っておいでと
有翔さんに…言われて…。
今…彼と…屋上のジャグジーからの
淡路島の海の絶景を楽しんでいる。
朝風呂を頂いて、
リビングに戻ると。
綺麗に朝ご飯の支度が出来ていて。
來翔さんはと言うと…
まだボクサーパンツだけの恰好で
大和とプラズマカーで
広いリビングで競争していて…。
『ちょっと…、ライト…
朝ご飯できたし…いい加減服を着ろ…』
『ええやんええやん…
巴ちゃん達戻って来たら着るって』
「えっと、戻って…来て…ます…っ…」
慌てて來翔さんが、私の姿を見て
椅子に引っ掛けていた
Tシャツとハーフパンツを履くと
外に出てもいい恰好になる。
『ほら…2人とも手洗って来て
朝ご飯できたよ?』