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シュガーヒル
第2章 ランドマークタワー

私は、自分の事を話すのは少し苦手だった。
でも、ここで吐き出すのもいいかも知れないとその時思っていた。

「実は、夫とセックスレスで寝室も別々なの…」
「え?そうなの?」

「ええ、そうなのよ…」

ヤマザキは信じられないと言う目で私を見つめていた。

「旦那さんて、いくつ?」
「33歳よ…」

「僕と同じ歳じゃない?」
「ええ、そうね…」

そう答えると私はワイングラスに入ったワインを黙って見つめていた。

「もう、そうなってどれくらいなの?」
「そうね、10か月くらいかしら…」

何故、女とはこういう細かい事を良く覚えているのだろうか。
そう、自分でも関心してしまうのだ。

「約、もう1年に近いね…」
「そうね…」

「淋しくないの?」
「もちろん、淋しいわ…」

それを聞くと、ヤマザキは何かを考えている様だった。
店内は益々、ランチを愉しむご婦人方の大きな声で溢れていた。

私たちは、店内の余りの声の騒がしさにゆっくりとお喋りすることも出来ないような状態になっていた。

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