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シュガーヒル
第9章 離別
季節は移ろい、気が付けば12月になっていた。
この頃になると、私はヤマザキと会う事をしなくなっていた。
大好きだった六本木にも行かなくなっていた。
そもそも、六本木にひとりで遊びに行くだけの勇気は私にはなかった。
あの、優しかった頃のヤマザキがいてくれたお陰で、愉しく六本木で遊べたのだ。
人が変わってしまったヤマザキには以前の様な想いはもうなかった。
全く、気持ちが冷めてしまったのだった。
そんな時だった。
ヤマザキの親友の東くんからLINEがまた来たのだ。
「美都さん、山崎くんとはどうなっちゃったの?」
「え?どういう意味?」
始め、東くんが話している事に意味が分からなかった。
「何だか、山崎くん、誰かと結婚するみたいなんだよ…」
「え?結婚ですって?」
私は、それを読むと非常に驚いてしまった。
いつ、そんな相手を探して見つけたのだろう。
そんな事を考えていたのだ。
尚も、東くんはこう書いてきた。
「僕は、てっきり美都さんと山崎くんは結婚すると思ってたんだ…」
「え?そうなの?」
「そうだよ。だって、美都さんと山崎くんはとてもお似合いだったしね…」
「私、結婚してるのよ…」
この頃になると、私はヤマザキと会う事をしなくなっていた。
大好きだった六本木にも行かなくなっていた。
そもそも、六本木にひとりで遊びに行くだけの勇気は私にはなかった。
あの、優しかった頃のヤマザキがいてくれたお陰で、愉しく六本木で遊べたのだ。
人が変わってしまったヤマザキには以前の様な想いはもうなかった。
全く、気持ちが冷めてしまったのだった。
そんな時だった。
ヤマザキの親友の東くんからLINEがまた来たのだ。
「美都さん、山崎くんとはどうなっちゃったの?」
「え?どういう意味?」
始め、東くんが話している事に意味が分からなかった。
「何だか、山崎くん、誰かと結婚するみたいなんだよ…」
「え?結婚ですって?」
私は、それを読むと非常に驚いてしまった。
いつ、そんな相手を探して見つけたのだろう。
そんな事を考えていたのだ。
尚も、東くんはこう書いてきた。
「僕は、てっきり美都さんと山崎くんは結婚すると思ってたんだ…」
「え?そうなの?」
「そうだよ。だって、美都さんと山崎くんはとてもお似合いだったしね…」
「私、結婚してるのよ…」