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浦島太郎×BestEnding
第8章 浦島太郎の物語
「んッ……」

太郎が気がつくと乙姫の膝枕だった。

乙姫の髪の毛はボサボサのままである。

「大丈夫でございますか?」

乙姫が心配そうに訊ねた。

「はい…僕が逆に気絶するなんて…」

「どうやら父上様の力が切れてしまったんですわ」

乙姫は太郎の頭を撫でながら言う。

「どうしてでございましょう…まだ懐妊してない女の子がいるのに…」

「太郎様…妹のこと…」

「ああ…」

「ありがとう」

「結局…妊娠は神が決めるのでしょうか…」

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