この作品は18歳未満閲覧禁止です
浦島太郎×BestEnding
第8章 浦島太郎の物語
「んッ……」
太郎が気がつくと乙姫の膝枕だった。
乙姫の髪の毛はボサボサのままである。
「大丈夫でございますか?」
乙姫が心配そうに訊ねた。
「はい…僕が逆に気絶するなんて…」
「どうやら父上様の力が切れてしまったんですわ」
乙姫は太郎の頭を撫でながら言う。
「どうしてでございましょう…まだ懐妊してない女の子がいるのに…」
「太郎様…妹のこと…」
「ああ…」
「ありがとう」
「結局…妊娠は神が決めるのでしょうか…」