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青い果実
第1章 プロローグ
私は、ヤマザキと別れた後、専業主婦の仕事に専念した。
毎日、掃除をする箇所をノートに書きだし、その項目通りに掃除をしてチェックを入れていた。
窓ふき、廊下の水拭き、リビングのワックスがけ、あらゆる家の中の掃除をリストアップしては掃除をしていった。
掃除に没頭していると、ある意味イヤな事を忘れることができたのだ。
それに、部屋が綺麗になると気持ちも良かった。
この頃、夫の誠一は昼になると自宅に昼食を食べに1度会社から戻って来ることが多くなった。
誠一の会社は、マンションから車で7~8分のところにあったのだ。
お昼を自宅に戻って食べてしまえば、昼食代も浮くだろう。
とてもお金には厳しく、倹約家の誠一らしいと私は思っていた。
しかし、昼食も作るとなると、私の仕事もとても増えてゆく。
でも、誠一はしっかりと真面目に働き、毎月お金を稼いで生活費を渡してくれるのだ。
それは、とてもありがたいと感じていたものだ。
私は、誠一が毎月どれだけのお給料を貰っているのか知らなかった。
それは、誠一が給料明細を私に見せてくれなかったからだった。
一体、いくら貰っていたのだろう。
今でもそれは謎だった。
そのお給料の中から私に1か月分の生活費だけを渡してくれていた。
足りない月など出て来ても、私は誠一に追加の生活費を要求することはなかった。
何故なら、彼は追加の生活費などを出してはくれなかったからだ。
足りない分は自分の預貯金から補填していた。
私の、預貯金は徐々にではあるが減って行ったのだ。
毎日、掃除をする箇所をノートに書きだし、その項目通りに掃除をしてチェックを入れていた。
窓ふき、廊下の水拭き、リビングのワックスがけ、あらゆる家の中の掃除をリストアップしては掃除をしていった。
掃除に没頭していると、ある意味イヤな事を忘れることができたのだ。
それに、部屋が綺麗になると気持ちも良かった。
この頃、夫の誠一は昼になると自宅に昼食を食べに1度会社から戻って来ることが多くなった。
誠一の会社は、マンションから車で7~8分のところにあったのだ。
お昼を自宅に戻って食べてしまえば、昼食代も浮くだろう。
とてもお金には厳しく、倹約家の誠一らしいと私は思っていた。
しかし、昼食も作るとなると、私の仕事もとても増えてゆく。
でも、誠一はしっかりと真面目に働き、毎月お金を稼いで生活費を渡してくれるのだ。
それは、とてもありがたいと感じていたものだ。
私は、誠一が毎月どれだけのお給料を貰っているのか知らなかった。
それは、誠一が給料明細を私に見せてくれなかったからだった。
一体、いくら貰っていたのだろう。
今でもそれは謎だった。
そのお給料の中から私に1か月分の生活費だけを渡してくれていた。
足りない月など出て来ても、私は誠一に追加の生活費を要求することはなかった。
何故なら、彼は追加の生活費などを出してはくれなかったからだ。
足りない分は自分の預貯金から補填していた。
私の、預貯金は徐々にではあるが減って行ったのだ。