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青い果実
第2章 チャットルーム
この頃、私は毎日、夜になるとパソコンの電源を入れ、マシンを立ち上げるとチャットルームにログインして入った。
季節はいつだっただろう。
確か、残暑が激しい9月だったような気がする。
部屋は、まだエアコンが効いていてとても涼しかったのを覚えている。
私は誠一と寝室を別々にした時、パソコンを買った。
その、パソコンで毎日の様に、ネットサーフィンをしたり、チャットをしたりして愉しんでいた。
その時、ハマっていたチャットルームの名前は「ミニマム大好き」と言う名のチャットルームだった。
私のハンドルネームは「ミツムシ」だった。
トオルのハンドルネームは「ペイネ」だったのだ。
何故「ミニマム大好き」などと言う名前のチャットルームになったのかと言えば、ルームの管理者のトオルがとても「小さいもの」が好きだったからだ。
トオルはとても小さなものに拘っていた。
「小さくて可愛らしいぬいぐるみ」や「とても小柄な女性」などを好んでいた様だった。
トオルは私のハンドルネームのミツムシの始めの二文字だけ取って私を「ミツ」と呼んでいた。
私の名前は美都だ。
そう呼ばれても違和感はどこにもなかった。
でも、トオルはなかなか自分の本当の名前を教えてくれなかった。
私たちは、暫くの間、ペイネとミツでチャットルームの中で話をしていた。
トオルから始めこんな事を言われたものだ。
「ミツは身長どれくらいなの?」
「え?私は150センチくらいよ。どうして?」
季節はいつだっただろう。
確か、残暑が激しい9月だったような気がする。
部屋は、まだエアコンが効いていてとても涼しかったのを覚えている。
私は誠一と寝室を別々にした時、パソコンを買った。
その、パソコンで毎日の様に、ネットサーフィンをしたり、チャットをしたりして愉しんでいた。
その時、ハマっていたチャットルームの名前は「ミニマム大好き」と言う名のチャットルームだった。
私のハンドルネームは「ミツムシ」だった。
トオルのハンドルネームは「ペイネ」だったのだ。
何故「ミニマム大好き」などと言う名前のチャットルームになったのかと言えば、ルームの管理者のトオルがとても「小さいもの」が好きだったからだ。
トオルはとても小さなものに拘っていた。
「小さくて可愛らしいぬいぐるみ」や「とても小柄な女性」などを好んでいた様だった。
トオルは私のハンドルネームのミツムシの始めの二文字だけ取って私を「ミツ」と呼んでいた。
私の名前は美都だ。
そう呼ばれても違和感はどこにもなかった。
でも、トオルはなかなか自分の本当の名前を教えてくれなかった。
私たちは、暫くの間、ペイネとミツでチャットルームの中で話をしていた。
トオルから始めこんな事を言われたものだ。
「ミツは身長どれくらいなの?」
「え?私は150センチくらいよ。どうして?」