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12歳年下の彼と恋のキューピッドをする話
第1章 彼からの2つの提案
ロマンチックなムードの場所で
葵ちゃんに告白をしたい…と言う…のが
小林君のご希望なのだそうで…。
港斗君にいい場所がないかと…
そんな相談をして来たらしく…。
葵ちゃんは葵ちゃんで、
どんな風に生田サンから
巴姉サンは告白されたんですか?と
私が港斗君から告白された時の状況を
あれやこれやと根掘り葉掘りに
質問攻めにされて聞き取りされてしまって。
流石に…コンチェルトで
ディナーしてとかは…
なんかの記念日とかなら…出来そうですけど
ハードルが高いですぅ~とは…、
教えたはいい物の…言われてしまって。
『今度の…15日の土曜日なんですけど、
その日に…4人で…紫陽花でも
どっか観に行きましょうかって
2人には声を掛けてるんで…すけど。
巴さん……僕に…当日…、
合せて貰って良いですかね?』
その6月15日の…ダブルデートの日に
ふたりをくっつける為のお膳立てを
するつもりで居るのだそうで……。
『僕ね…ここだけの話ですよ、
あのふたりが所属してる
病棟の…師長さんにも…
あのふたりを生田がさっさとくっつけろって、
そんな風に…見ててイライラするって』
もう…他の周囲の人からも
2人が相思相愛なのに、
いつまでもこんな感じで煮え切らないから
イライラしてると言って居て…。
一緒に…東京で9月にあるの泊りの
研修会にセットで行かせようかとか
そんな計画までしてるのだとか
そんな内緒の話を…聞いたんだけど。
今年は紫陽花の花も…
早くから先咲き始めてるから
15日の週末だったら綺麗な紫陽花が
楽しめるだろうなぁって思った。
そんな話をしている間に
彼はコーヒーを飲み終えて。
私のオレンジティーを飲み終えたので。
『じゃあ、巴さんも
気になってるでしょうし…
僕が…この部屋を使ってみたいなって
思ってた理由の答え合わせをしましょうか?』
お風呂…入りましょうと、彼が言って来て。
リビングのソファセットの
隣にある黒のマッサージチェアの
後ろにあるドアを開くと。
洗面所と…ガラス板の仕切りだけで
ドアが無い状態のおトイレと。
反対側にはバスルームへと続くドアがあって。