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第1章 愛してるよ

リビングへ戻ると
グツグツと鍋が丁度食べ頃だった。

莉奈はお箸とコップを

和也は鍋を食卓に持っていく

半年も一緒に住めば
何も言わなくてもこのくらいの
息はピッタリと合うのだ


『『いっただきまーす』』


『最初は？お肉？』

和也がお肉を箸で取り
フーフーと息をかけ冷ます

『もちっ♪』

『はい、あーん♪』

『あーん♪』
もぐもぐ…
『んー！やっぱり冬は鍋だねーーー！』

和也も莉奈に食べさせると
自分も肉を食べた


その後も莉奈に葱を食べさせると
自分も葱を


白菜を食べさせたら白菜を…



莉奈と出来る限り同じものを食べた