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無垢な姫は二度、花びらを散らす~虫愛ずる姫君の物語り~
第5章 四の巻
「少し熱いな。どうやら、挫いたようですね」
 多分、廊下から落下した際に挫いたのだろう。公子が暗澹とした想いに駆られていると、男がすっと前を向き、跪くと背中を見せた。
「さ、お乗りなさい」
「でも」
 躊躇う公子を男は器用に負ぶった。
「走りますよ」
 男が囁き、走り出す。
 それは、あたかも自分が男と一体となり、風となって夜を駆け抜けてゆくような感覚だった。
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