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その一言が欲しかったんだ
第4章 帰ってくるまで
莉奈が目を冷ました頃には、
和也は既に出掛けていた
莉奈が辺りを見渡すと、
ベッドの近くにあるテーブルに
朝食らしきものが置いてあった
(うわっ…)
(見送ろうと思ってたのに…)
莉奈は体を起こし
トイレへ行こうとした
ジャラッ…
ジャラッ…
金属音らしきものが聞こえるが
莉奈はそのまま歩き続ける
クンッ!!!
『えっ?!』
寝室のドアを開けようと右手を伸ばそうとしたが
届かない
莉奈はようやく
足に繋がれた鎖に気付いた