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ネコの運ぶ夢
第7章 七夕に願うネコ
☆☆☆
買い物のあと、デパートの中のカフェに立ち寄る。昼をだいぶ過ぎていたので、すぐ入ることができた。
俺はパスタランチ、音子はドリアランチを選んだ。
様子が若干おかしかった音子も、やっと元の調子に戻ったようで、食後のデザートまで元気に平らげた。
ゆっくり食べたこともあり、時間は4時を回ろうとしていた。そろそろ外も涼しくなっただろうか。それじゃあ、帰ろうかということになり、デパートの1階に降りると、何やら浴衣姿の女性が多いことに気づいた。
「なんだろう?お祭りでもやってる?」
「市ノ瀬さん!七夕やってるみたいです!近くに神社があるんですか?」
ああ、なるほど、七夕で縁日みたいなのがあるのだろうか?
よく見ると、駅の方から浴衣を着た男女が大勢歩いてくる。
この近くに神社があったな、そういえば。
「行ってみるか?」
「はい!」
音子は元気よく返事をする。日も陰り始めたし、ちょうどいい散歩道だ。
神社はだいぶ賑わっていた。
期待していたようなお祭り的な縁日はなかったが、七夕のご祈祷や祈願、ということで人が来ていたようだ。境内に入ると、木が多いせいか、人は多いものの、少し涼しく感じる。
買い物のあと、デパートの中のカフェに立ち寄る。昼をだいぶ過ぎていたので、すぐ入ることができた。
俺はパスタランチ、音子はドリアランチを選んだ。
様子が若干おかしかった音子も、やっと元の調子に戻ったようで、食後のデザートまで元気に平らげた。
ゆっくり食べたこともあり、時間は4時を回ろうとしていた。そろそろ外も涼しくなっただろうか。それじゃあ、帰ろうかということになり、デパートの1階に降りると、何やら浴衣姿の女性が多いことに気づいた。
「なんだろう?お祭りでもやってる?」
「市ノ瀬さん!七夕やってるみたいです!近くに神社があるんですか?」
ああ、なるほど、七夕で縁日みたいなのがあるのだろうか?
よく見ると、駅の方から浴衣を着た男女が大勢歩いてくる。
この近くに神社があったな、そういえば。
「行ってみるか?」
「はい!」
音子は元気よく返事をする。日も陰り始めたし、ちょうどいい散歩道だ。
神社はだいぶ賑わっていた。
期待していたようなお祭り的な縁日はなかったが、七夕のご祈祷や祈願、ということで人が来ていたようだ。境内に入ると、木が多いせいか、人は多いものの、少し涼しく感じる。