この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ネコの運ぶ夢
第14章 ネコの秘密
でも、中条の家に市ノ瀬さんが来てくれたのを見た時、その判断が間違いであることを思い知らされました。

迷惑ばかりかけたのに、私ばかりしてもらって、市ノ瀬さんに何も返せていないのに、すごく大変だっただろうに、貴方はこんなところまで来てくれた。

家族だ、と言ってくれた。
ただ居るだけでいい、と言ってくれた。
愛してる、と言ってくれた。

本当に、本当に嬉しかった。

私にとって、市ノ瀬さんと過ごした3ヶ月あまりの時間は、今までの人生の中で一番キラキラしている、何ものにもかえがたい宝物です。

できれば、もっと長く一緒にいたかった。
もっと色んなところに行きたかった。
もっと、深く繋がりたかった。

しかし、京子が言った通り、私は来月、結婚をしなければなりません。
色々考えたけれど、これを避けることはできません。

貴方が来てくれるまでは、私はもう、何もかも諦めていたんです。私は一生、死んだように生きていくしかないんだって。

でも、市ノ瀬さんが家に来てくれて、私に会いに来てくれて、私は勇気をもらいました。
だから、最後まであがいてみようと思います。

私も、世界で一番、貴方を愛しています。

かしこ

美鈴 音子
/93ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ