この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰にも言えない!
第4章 自分に嘘をついて…
そして日曜日…
よしくんが家に迎えに来てくれることになったから
私は家で準備をして待っていた
ワンピースを着て
薄めのカーディガンを羽織る
小さなポシェットにお財布とハンカチを入れて…
胸まである長い髪の毛は
ハーフアップにしてアクセサリーをつけた
胸元が寂しいから
シンプルなネックレスもつけよう
お洒落をしたら少しだけ気がまぎれた
ふと一人であることを意識すると
すぐに先生のことを考えてしまっていた
髪型は崩れてないかなとか
ワンピース似合ってるかなとか
そんなことを考えているうちに家のインターホンの音が聞こえた
「七海ー!芳樹君来てくれたよー!」
1階からお母さんの呼ぶ声がした
「はーい!今行くー!」
携帯もポシェットにしまって
階段を降り、少しヒールの高いサンダルを履いた
玄関を開けると
塀にもたれて立つよしくんの姿があった

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


