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誰にも言えない!
第4章 自分に嘘をついて…
そうこうしている内に
バーガーとパスタが運ばれてきた
おしぼりで手を拭いて
フォークでパスタを巻いて口に運ぶ
「…これおいしい・・!」
食べたことのないパスタが
予想外においしくて自然と笑顔になった
「よかったな」
その様子を微笑みながらよしくんが見ていた
「ちょっと食べる?」
「おー」
私はなんの躊躇いもなく
フォークにパスタを巻いてよしくんの口へ運んだ
「はいっ」
よしくんは少し躊躇ったようにも見えたが
身を乗り出してパスタを口に入れた
「…おー、うまいな」
よしくんは何故か頬を少し赤く染めながら
困ったように笑って言った
優しく熱のこもった微笑みに
胸が軋むような感覚がした
なんだか今日のよしくんは変だ
(私だって少しおかしい…)
そう、思った

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