この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰にも言えない!
第1章 始まりは…
伊藤先生と緒方先生の話をしてから数日後…
もうすぐに定期テストが迫っていて
私は放課後も学校に残って勉強をしていた
文香は彼氏と帰ってしまうし
あの子は勉強はできているんだろうかと
少し心配になってしまう
だけど彼女は元から頭がいいのもあって
定期テストも毎回高得点を取る
私はやっぱり数学が苦手で…
今日も伊藤先生のところに行こうと
人通りの少ない廊下を一人、歩いていた
すると向こうから、
人の足音が聞こえてくる
廊下の向こう側が暗くて顔が良く見えなかったが
(あ……)
緒方先生だ
授業では普通に出会っているから
今では緊張もせず軽い会話ぐらいはできるようになった
「あ、こんにちは」
軽く頭を下げ通り過ぎようとする
しかし…
「また、伊藤先生のとこ?」
通りすがり際に緒方先生が私の方を振り返り
話しかけてきた
「そうですけど…」
(何で知ってるの…?)

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


