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カクテルバー 『cross×』
第3章 マスターの独り言 ①
あのラストシーンですが…

実は別れた後も、彼は店に電話をくれていました!


コウさんの様子を聞きたかったようです。
別れて直ぐと半年前に一度、そしてあの記念日の一週間前です。


一週間前の時は、彼の声は明るかったです。


プロジェクトが軌道に乗り後半年で帰れる事。
そして、一週間休みを取りこちらへ来ること。


コウさんに新しい彼がいなかったら、その時に、ダメ元でプロポーズをすると言うこと!!
僕だけ聞いていました。


それから、彼はコウさんが記念日に必ず店に来ることを確信していました。


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