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カクテルバー 『cross×』
第4章 ソルティードッグ♪と スクリュードライバー♪
「ご馳走さま!!」

――――――

店を出て駅に向かって歩く。
アルコールが程よく回り気分がよかった…


転ばないようにと彼が腕を差し出す。


誰かに見られたら誤解されそうだからと、つかまらなかった。


日曜日の駅は静かだ
改札口へ続く通路。


「何時でも電話ください。それから…また、服のアドバイスもお願いします」


別れ際かれが呟いた。


「私なんかで良かったら、いつでもどうぞ!ふふ
………楽しかったわ、ホントに……」


まだ出会って間もない、それも結構年下であろう男性に、安らぎを覚えている私がいた…


少し酔っているとはいえ、離れたくないと思う自分が切なくて俯いた。


「お休みなさい…」
彼の顔を見ないであるきだす…


そのまま―改札口に向かうつもりだったのに――


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