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カクテルバー 『cross×』
第4章 ソルティードッグ♪と スクリュードライバー♪
オレンジ・マルガリータの爽やかな美味しさ、
そして、度数の強さが私を大胆にさせた。
「汐里さんを苦しませたく無いと言ったでしょう!?」
「私が人妻だから?
ふふ…それじゃ一生此のままの関係ね。
琢磨も早く好い人見つけなさい!
そしたらどちらも傷つか無いわ…」
本心じゃなかったけど、グラスの縁の塩がきらきら美しくて…何故か胸が苦しくなった。
輝く塩が、見た目も味もこのカクテルには無くてはならない宝石の様な役割をしている様に、
私にとって琢磨は 側に居なければ立って歩けないと思える位に大きな存在になっていたから…
「琢磨――いっそ私を奪ってよ!!私を抱いて…」
切なくて…涙か溢れた…――
店内に流れるサックスのリズムが私のすすり泣く声をかき消した…
そして、度数の強さが私を大胆にさせた。
「汐里さんを苦しませたく無いと言ったでしょう!?」
「私が人妻だから?
ふふ…それじゃ一生此のままの関係ね。
琢磨も早く好い人見つけなさい!
そしたらどちらも傷つか無いわ…」
本心じゃなかったけど、グラスの縁の塩がきらきら美しくて…何故か胸が苦しくなった。
輝く塩が、見た目も味もこのカクテルには無くてはならない宝石の様な役割をしている様に、
私にとって琢磨は 側に居なければ立って歩けないと思える位に大きな存在になっていたから…
「琢磨――いっそ私を奪ってよ!!私を抱いて…」
切なくて…涙か溢れた…――
店内に流れるサックスのリズムが私のすすり泣く声をかき消した…