アダルトなHな体験談的小説
第11章 バーテンダーのお兄さん
「何にいたしますか?」
私の目をしっかり見て聞くバーテンダーはなかなかの色男。
「マルガリータを」
「かしこまりました」
少し口角を上げて向ける表情にドキリとした。
慣れた手つきでシェイカーを振る姿もまた素敵だ。
ああ、こういう男っていかに自分がカッコ良く見えるか知っているのよね…。
塩の付いたショートグラスに注がれコースターの上に乗せた。
「どうぞ」
バーテンダーはコースターを少しスライドさせ、セクシーな笑顔を添えてマルガリータを差し出した。