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エリート妻色情飼育
第97章 第六章 大嫌いな男
裕子入社3年目「社長室」
20●0年3月4日 PM 3:30
※※※※※※※※※※※※※※※
「あほぅっ・・・
何年、この仕事やっとんねん・・・」
裕子がカップをテーブルに置いた瞬間、幸造の罵声が社長室に響いた。
「すっ・・すみませんっ・・・」
役員の一人が深々と頭を下げて声を出している。
その隣で同じく若い男が頭を並べるように下げていた。
「当たり前のことやったら、誰でもでける。
なんで、考えへんのやぁ・・・」
裕子の姿に気づいた幸造は、言葉を途中で切った。
「ま、まぁ・・ええわ・・・」
さっきとは打って変わって、柔らかな口調になっている。
「すんだことは、しゃぁないし・・・
今度から、気ぃつけぇや・・・」
「えっ・・・?」
柔和になった表情に役員の男が驚いている。
「特別秘書課」に珍しく社員が訪れていた。
普段は専務の悟以外は踏み入れることが出来ない社長室に、役員とその部下が呼ばれたのだ。
本社と空中廊下で接続された「奥の院」と呼ばれる社長室は、本館とは全く別の空間であった。
巨大グループ「秋元薬局」のワンマン総帥である幸造のためのみに存在している。
そこは幸造の欲望のはけ口として、特別な秘書が待機していた。
裕子が配属されて2週間になろうとしている。
噂通り、いや、それ以上にこの男に幻滅している裕子には罵声を上げた後で取り繕う幸造の態度に、吐き気がする思いであった。
神聖な職場である社長室に、自分好みの女を秘書として連れ込んでいるのである。
どうせ、行きつけの店のホステスに違いない派手な容貌の女に制服を着させ、職務中にセクハラまがいのプレイを楽しんでいる。
20●0年3月4日 PM 3:30
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「あほぅっ・・・
何年、この仕事やっとんねん・・・」
裕子がカップをテーブルに置いた瞬間、幸造の罵声が社長室に響いた。
「すっ・・すみませんっ・・・」
役員の一人が深々と頭を下げて声を出している。
その隣で同じく若い男が頭を並べるように下げていた。
「当たり前のことやったら、誰でもでける。
なんで、考えへんのやぁ・・・」
裕子の姿に気づいた幸造は、言葉を途中で切った。
「ま、まぁ・・ええわ・・・」
さっきとは打って変わって、柔らかな口調になっている。
「すんだことは、しゃぁないし・・・
今度から、気ぃつけぇや・・・」
「えっ・・・?」
柔和になった表情に役員の男が驚いている。
「特別秘書課」に珍しく社員が訪れていた。
普段は専務の悟以外は踏み入れることが出来ない社長室に、役員とその部下が呼ばれたのだ。
本社と空中廊下で接続された「奥の院」と呼ばれる社長室は、本館とは全く別の空間であった。
巨大グループ「秋元薬局」のワンマン総帥である幸造のためのみに存在している。
そこは幸造の欲望のはけ口として、特別な秘書が待機していた。
裕子が配属されて2週間になろうとしている。
噂通り、いや、それ以上にこの男に幻滅している裕子には罵声を上げた後で取り繕う幸造の態度に、吐き気がする思いであった。
神聖な職場である社長室に、自分好みの女を秘書として連れ込んでいるのである。
どうせ、行きつけの店のホステスに違いない派手な容貌の女に制服を着させ、職務中にセクハラまがいのプレイを楽しんでいる。