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エリート妻色情飼育
第13章 第十二章 残像
(ふぅーっ・・アカンて・・・
良過ぎるで・・これは・・・)
静まるどころか更に大きくなる自分のものに、必死になって違う事を考えようと外を見るのであった。
春香の無邪気な笑い顔が、かつて見た佐山の妻に重なっていった。
※※※※※※※※※※※※※※※
それは夏の暑い日であった。
東京に進出して何とかチェーン店が軌道に乗り始めた頃、幸造は大手の卸問屋社長である佐山の自宅に日参していた。
薬の他に安い雑貨や食料品を仕入れるためであった。
しかし、よそ者で価格破壊という業界の不文律を侵す幸造に対して、佐山をはじめとする老舗の問屋達が他の小売店の圧力を受けて中々売ってはくれなかった。
それでも幸造は攻めに攻めた。
半ば意地の如く安売りを敢行し、徐々に首都圏に秋元薬局の名を広げていったのだ。
その日は何とか仕入れの約束をこぎつけて帰る所であった。
その時、広い庭で幼い春香を遊ばせながら軽く頭を下げる母は女神のように見えた。
逆光を浴びて霞んで見えた微笑に、呆然と立ちすくむ幸造であった。
自分が女房に逃げられてから死に物狂いで働いてきた。
女も沢山、買った。
だが、こんな清楚な笑顔は見た事がない。
「ママー、遊ぼう・・・?」
幼い春香も、この世の者とも思えぬような天使の笑顔を見せて寄り添っている。
幸造はそこを訪れる度に佐山を羨ましく思った。
そして、憎んだ。
卑屈な態度で接して、やっと品物を売ってくれるという傲慢な男にこんな美しい妻と娘がいる。
自分は幼い悟を抱えて逃げられた女房の代わりに、家事もこなし必死になって働いていてきたのだ。
何時か思い知らせてやる。
そして、その清純な天使達の顔を俺の力で歪ませてやると心に誓うのであった。
そして、今。
佐山と自分の立場は逆転していた。
しかも美しく成長した天使が自分の秘書として隣に座っているではないか。
幸造の顔が残忍な笑いに歪むのであった。
良過ぎるで・・これは・・・)
静まるどころか更に大きくなる自分のものに、必死になって違う事を考えようと外を見るのであった。
春香の無邪気な笑い顔が、かつて見た佐山の妻に重なっていった。
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それは夏の暑い日であった。
東京に進出して何とかチェーン店が軌道に乗り始めた頃、幸造は大手の卸問屋社長である佐山の自宅に日参していた。
薬の他に安い雑貨や食料品を仕入れるためであった。
しかし、よそ者で価格破壊という業界の不文律を侵す幸造に対して、佐山をはじめとする老舗の問屋達が他の小売店の圧力を受けて中々売ってはくれなかった。
それでも幸造は攻めに攻めた。
半ば意地の如く安売りを敢行し、徐々に首都圏に秋元薬局の名を広げていったのだ。
その日は何とか仕入れの約束をこぎつけて帰る所であった。
その時、広い庭で幼い春香を遊ばせながら軽く頭を下げる母は女神のように見えた。
逆光を浴びて霞んで見えた微笑に、呆然と立ちすくむ幸造であった。
自分が女房に逃げられてから死に物狂いで働いてきた。
女も沢山、買った。
だが、こんな清楚な笑顔は見た事がない。
「ママー、遊ぼう・・・?」
幼い春香も、この世の者とも思えぬような天使の笑顔を見せて寄り添っている。
幸造はそこを訪れる度に佐山を羨ましく思った。
そして、憎んだ。
卑屈な態度で接して、やっと品物を売ってくれるという傲慢な男にこんな美しい妻と娘がいる。
自分は幼い悟を抱えて逃げられた女房の代わりに、家事もこなし必死になって働いていてきたのだ。
何時か思い知らせてやる。
そして、その清純な天使達の顔を俺の力で歪ませてやると心に誓うのであった。
そして、今。
佐山と自分の立場は逆転していた。
しかも美しく成長した天使が自分の秘書として隣に座っているではないか。
幸造の顔が残忍な笑いに歪むのであった。