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エリート妻色情飼育
第120章 第五部 メス奴隷の歓び  第二十五章 別れ
裕子入社3年目「特別秘書室」
20●0年3月30日 PM 1:00

※※※※※※※※※※※※※※※

裕子はノートパソコンを起動させると、パスワードを打ち込んだ。

「あぁ・・・」
その瞬間、熱い気持ちが湧きあがりタメ息が漏れた。

「kouzou」の文字を刻むだけでジュンと溢れ出す。
「御主人様」のスペルを見るだけで濡れてしまう。

だが、それは早苗が設定したパスワードだ。
裕子は変更することにした。

新しいパスワードは。
「kouzou & satoru」。

裕子が身も心も捧げる「御主人様」達の名前である。
この数日で裕子は全く別の女に変貌していた。

そう。
男達の奴隷として調教されたのである。

社内イチ美貌の才女。
クールなマドンナが男達の性奴隷になったのだ。

今、誰もいない「特別秘書室」で「裏の秘書」としての仕事を始めるところだった。

昨日まで隣に座っていた早苗はいない。
今朝の飛行機で、レズビアンパートナーが待つカナダへ旅立って行った。

裕子の腫れぼったい目から涙が滲む。
さっき、あれほど泣いたというのに。

そっとハンカチで拭うと、裕子は高速スピードでキーボードを叩き始めた。
この一ヶ月の間に早苗から叩きこまれた「裏の帳簿」の整理である。

本当は明日の月曜日からが一人体制の初日だったが、幸造と悟に頼んで日曜日の今日、出社することにしたのだ。

「奴隷秘書」としての「仕事はじめ」の日として。

だが、無人になった隣の椅子を見る度に、寂しさが込み上げる。

全ての意味での「教官」だった早苗とは、別れたくなかった。

今でも早苗とハグした時の温もりが残っている。
裕子は愛おしい女の顔を思い浮かべるのであった。
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