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エリート妻色情飼育
第161章 第七章 ランチの誘い
「ふふふ・・・」
だが、妖艶な笑みを浮かべる裕子の魅力を避けることは不可能だと思えてしまう。
その時、ガチャリとドアが開いて悟が入ってきた。
克己を見つけると、明るい声で言った。
「よう・・待たせたか・・・?」
「いえ・・今、来たところです・・・」
克己の襟足に冷や汗が滲んだ。
悟も裕子の恋人なのだ。
まるでW不倫の現場を見つかったようで、生きた心地がしなかった。
オロオロする男の表情に、悟と裕子は込み上げる笑いを押し殺している。
その後ろで春香の戸惑う表情に、克己は気づかないのであった。
※※※※※※※※※※※※※※※
春香結婚三ヶ月目「社長室」
20●2年12月20日 AM 11:00
「なるほど、じゃあ・・買い時だな?」
克己から一通りの説明を受けた悟が聞いた。
「ええ・・この土地は駅前にしたら安いです。
もっとも、今は郊外の方が人気ありますけど」
克己は説明しながら裕子のことを忘れることが出来てホッとしたのか、活発な表情になっている。
コーヒーのお代わりを運んだ春香は、夫の溌剌とした姿に胸がときめいていた。
広い社長室にはデスクが二台に増えていた。
春香が会社に復帰すると同時に、悟も「副社長」に昇進したのだ。
幸造も着々と息子への代替わりを進めていた。
そうはいっても、精力絶倫の男が引退するとは誰も思ってはいなかったが。
今日から一週間、幸造は海外視察で不在である。
克己も社長の底知れないオーラを感じずに済むので、悟への説明も多少は楽に感じていた。
インターホンが鳴り、悟がボタンを押すと裕子の声が響いた。
だが、妖艶な笑みを浮かべる裕子の魅力を避けることは不可能だと思えてしまう。
その時、ガチャリとドアが開いて悟が入ってきた。
克己を見つけると、明るい声で言った。
「よう・・待たせたか・・・?」
「いえ・・今、来たところです・・・」
克己の襟足に冷や汗が滲んだ。
悟も裕子の恋人なのだ。
まるでW不倫の現場を見つかったようで、生きた心地がしなかった。
オロオロする男の表情に、悟と裕子は込み上げる笑いを押し殺している。
その後ろで春香の戸惑う表情に、克己は気づかないのであった。
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春香結婚三ヶ月目「社長室」
20●2年12月20日 AM 11:00
「なるほど、じゃあ・・買い時だな?」
克己から一通りの説明を受けた悟が聞いた。
「ええ・・この土地は駅前にしたら安いです。
もっとも、今は郊外の方が人気ありますけど」
克己は説明しながら裕子のことを忘れることが出来てホッとしたのか、活発な表情になっている。
コーヒーのお代わりを運んだ春香は、夫の溌剌とした姿に胸がときめいていた。
広い社長室にはデスクが二台に増えていた。
春香が会社に復帰すると同時に、悟も「副社長」に昇進したのだ。
幸造も着々と息子への代替わりを進めていた。
そうはいっても、精力絶倫の男が引退するとは誰も思ってはいなかったが。
今日から一週間、幸造は海外視察で不在である。
克己も社長の底知れないオーラを感じずに済むので、悟への説明も多少は楽に感じていた。
インターホンが鳴り、悟がボタンを押すと裕子の声が響いた。