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エリート妻色情飼育
第164章 第十章 交換条件
(悟さん・・・)
悟のその表情に、裕子も嫉妬を感じていた。
自分が克己に抱いた同じ感情を悟も抱いている。
まるでスワッピングだと思った。
そうなのだ。
今、「想い人」を交換しようとしている。
「は、春香・・・」
克己も同じ想いなのか、切ない眼差しで妻を見ている。
このまま悟の優しさの中に包まれた方が幸せなんじゃないかと不条理な気持ちになっていた。
だからだろうか。
無意識に言葉を放っていた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「は、春香を・・・」
裕子とは何度も話していたことだった。
「春香を抱いてください・・・」
愛する妻を悟に差し出すことを。
夫の言葉に春香は肩をビクッと震わせた。
衝撃的な内容に芝居を忘れて本気で驚いていた。
夫から捨てられた気持ちになってしまう。
「何、言ってるんだ・・・」
悟も狼狽していた。
裕子を使って罠にかけたとはいえ、実際に井上の口から妻を差し出す言葉を投げられるとは予想もしていなかったのだ。
「ア、アダルトビデオじゃあるまいし・・・」
動揺を隠すように否定した。
「お前、本気か・・・?」
思わず声が上ずっていた。
悟のその表情に、裕子も嫉妬を感じていた。
自分が克己に抱いた同じ感情を悟も抱いている。
まるでスワッピングだと思った。
そうなのだ。
今、「想い人」を交換しようとしている。
「は、春香・・・」
克己も同じ想いなのか、切ない眼差しで妻を見ている。
このまま悟の優しさの中に包まれた方が幸せなんじゃないかと不条理な気持ちになっていた。
だからだろうか。
無意識に言葉を放っていた。
※※※※※※※※※※※※※※※
「は、春香を・・・」
裕子とは何度も話していたことだった。
「春香を抱いてください・・・」
愛する妻を悟に差し出すことを。
夫の言葉に春香は肩をビクッと震わせた。
衝撃的な内容に芝居を忘れて本気で驚いていた。
夫から捨てられた気持ちになってしまう。
「何、言ってるんだ・・・」
悟も狼狽していた。
裕子を使って罠にかけたとはいえ、実際に井上の口から妻を差し出す言葉を投げられるとは予想もしていなかったのだ。
「ア、アダルトビデオじゃあるまいし・・・」
動揺を隠すように否定した。
「お前、本気か・・・?」
思わず声が上ずっていた。