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エリート妻色情飼育
第174章 第十九章 朝のセックス
そして、今。
再び、セックスを始めようとしている。

昨日の饗宴を合わせると五回目だ。
我ながらタフだと克己は苦笑いを浮かべた。

だが、もう駄目だった。
我慢など、出来る筈はない。

昨日の興奮は消えることなく身体を熱くする。
妻の身体を味わうこともなく、いきなり挿入する。

「ああぁ・・・」
前戯もしていないのにヴァギナは濡れていた。

ウットリした表情で見つめる妻の顔が愛おしい。
克己はゆっくりと動き始めた。

締め付けるヴァギナの柔らかい感触を楽しむように。
妻も背中に廻した両腕でギュッとしてくれる。

「春香ぁ・・・」
「克己さん・・・」

囁き合う息が甘い香りに感じる。

「あふぅ・・んん・・んふぅ・・・」
「おふぅ・・んん・・んみゅぅ・・・」

重ねた唇の中で舌を絡め合う。
一つに繋がった心地良い実感を楽しむように。

永遠に漂っていたいと思うほどの快感だった。
昨日、裕子との痴態を見つかった時は離婚も覚悟した。

もう、放さない。
克己は妻の身体をギュッと抱きしめる。

「愛している・・愛しているよ・・・」
愛おしい天使に向かって囁きを続ける。

「私も愛しています・・あなたぁ・・・」
春香も熱い想いを返していく。

夫の愛を確かめた幸せに包まれていた。
ようやく克己と激しいセックスができる歓びを噛みしめている。

裕子の巧みな誘導で夫の目の前で悟と交わった。
不条理な事実が次へのステージへといざなう。
春香はこれから味わうであろう、強烈な興奮を想像して胸を高ませるのであった。

第三部 脱ぎ捨てる仮面(完)
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