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背徳は蜜の味
第17章 人妻その十七 ~二刀流の男に愛される~

男たちは女と違って射精というフィニッシュを迎えると、たちまち淫らな気分が落ちつき素に戻ってゆく。
とりわけ夫の一義はアナルに彼の精液を受け止めたのと同時に自分も射精して、満足してしまい、ザーメンまみれの冷たいシーツを気にもせずに爆睡し始めた。

どうにもならないのは凉子の体であった。
火が着いてしまった女の体は悶々としていた。
そっと起き出して冷蔵庫からキュウリを取り出してアソコにハメようかとしたその時!

ガチャ…

寝室のドアが開いて夫が連れてきた男が姿を現した。
涼子は咄嗟に寝たフリをしたが、
ショーツは膝まで降ろしてしまっていた。

男は凉子の近くまで来て歩みを止めた。

『バレた?あなたたちの秘め事を聞きながらオナニーしていたの…』

部屋の灯りを消してあるので
気づかなかったかもしれない。
男はそのまま歩みを始めてバスルームに消えた。

良かった…バレていなかったみたい…

急いでショーツを履こうとしたその時、
バスルームから男が出てきた。
とりあえず汚れた陰部だけを洗い流しに行っただけのようだった。

慌てて履きかけのショーツをそのままにして
涼子は偽りの寝息を立てた。

『早く立ち去ってよ!!』

凉子の願いもむなしく男は凉子の対面のソファにどっかりと腰を降ろした。
そしてすっかり気の抜けたビールの残りをグビグビと喉に流し込む。

「もうお芝居しなくていいですよ」

不意に彼が話しかけて来たので
思わず凉子の体がビクッと反応した。

男は対面のソファから立ち上がり、
涼子が寝ているソファの前でひざまずいた。
そして必死に寝たフリを続ける凉子に覆い被さってきてキスをしてきた。

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