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第14章 ヤナセ✣上司 編

「ひゃっ！あぁ…いっ…」

「少し痛いですが…慣れると気持ち良くなりますから、しばし我慢して下さい…」

「あっ…はい…でも…部長にこんな事…あぁっ！」

「構いません…マッサージ…趣味で時折やりますので」

ニッコリ微笑まれ、ヤナセ部長の曲げてる膝の上に足を載せられた。

きゃあ～！
何かお嬢様みたいに、なってるぅ～！

このシチュエーションに、心臓がバックンバックン鳴り出して、爆発しそうになる。　

だけど…ググ…グイグイ…。

現実は…背中を仰け反りたくなる程、痛い。

「あ…あぁ…い…たぁ…」

「終わったら…スッキリしますよ」

「は…いぃ…うぁ…」

唇を結んで、椅子の手すりをギュッと握った。