この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのバニー~Bad Romance~
第2章 つうさん
───抱き壊して、自分のうさぎへの思いも叩き潰してしまえばいいのだ。
しかし、
そんな乱暴な衝動が喜田を襲ったのも、
つかの間ことだった。
うさぎの腹の下のぬかるみに
自らをうずめいれた瞬間、
喜田の攻撃的な情動は
溶けて消えてしまった。
うさぎの肉壺に招き入れられるように、
ずぶずぶと奥までめり込み、
先端から付け根まで、表から裏まで、
すべてが温かな粘膜で撫でられるような感触に、
脳天までが蕩けそうだ。
これまで何度も夢に見たうさぎの内側だった。
柔らかな締め付けと熱いうねり、
少し引き抜くと匂い立つ、
甘酸っぱく生々しい匂い。
喜田は腰をゆっくりと動かし、
そのぬるみを味わった。
うさぎの手のひらが、
喜田の頬に触れ、顔を引き寄せる。
唇が触れた。
小さいがぽってりした唇が、
喜田のそれを甘く吸い取り、
舌が歯列の間を割り入ってくる。
柔らかな舌で口蓋を舐めまわされながら、
喜田は腰をゆるゆるとうごかした。
猛烈に甘い刺激が、
喜田の意識の焦点を狂わせる。
───俺は今、どこにいる。うさぎの中にいるのが俺なのか、それとも・・・
朦朧とする意識の中、
喜田は夢中に腰をゆすった。
ねっとりと絡め合わせた唇の隙間で、
うさぎがあえぐ。
うさぎは本気で感じているようだった。
肉壺がものすごい速さで小刻みに痙攣し、
入り口で喜田の付け根をぎゅうぎゅう締め付けながら
暖かな汁を下腹に吹き付けてくる。
「うさぎ、これは」