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愛しのバニー~Bad Romance~
第3章 うさぎ 2
両手首を片手で掴まれ、
ばんざいのポーズにされる。
半そでから覗くわきの下を
指先で軽くひっかかれたり
舌で突かれたりして
うさぎは身をよじった。
そのうち気持ちよくなるよ
父親はささやく。
しばらくそうされるうちに
ショーツが濡れるのを感じた。
寝巻にしていた半ズボンのウエストゴムを、
父親のごつい手が通り抜け、固い指がうさぎの秘所に触れた。
ほうら、もう感じてる。
君、お家でオナニーしてるね
うさぎは耳まで熱くなるのが分かった。
なんのことですか、
と答えるのが精いっぱいだった。
自分の体の性的な反応に異様な興味があることが、
大人には分かってしまうのだろうか。
自分の指では味わえない、男の舌の感触を教えてあげる
父親は言ってうさぎの短パンとショーツを抜き取った。
うさぎは抵抗しなかった。
舌でされるのはどんな感じなのか
という興味が先に立ったのだ。
両足の間に
友人の父親の顔があるのは奇妙な光景だった。
その奇妙さが、
体の芯をひくつかせた。
これが快感というものなのだろうか。
うさぎはそれまで、
してはいけないと思いながらも
何度も自分の秘所を指でいじった。
いけないことだと思うほど、
うさぎの体は熱く反応してしまうのだ。
舌先が触れる。
ぬらぬらとしたその感触に
うさぎは身をよじった。
くすぐったさとも違う、
あまやかで生々しい刺激。
うさぎの体の奥の、
今まで存在に気づかなかった場所が、
ぎん、と尖ったように突き立って、
内側からもうさぎの肌を刺激してくる。
思わず声が漏れた。
かわいいね。最高だよ
父親が熱い息を吹きかけてくる。
そのとき、
ドアがわずかに開いているのに気付いて
うさぎは隙間の暗闇に目を向けた。